クルマを買った理由

東京から神奈川に引っ越した際、道路の広さと車の数に驚愕した。

西東京の過密した居住区では歩行者が車に気を遣っていたし、大きな駐車場を作るスペースすら無かった。東京の人口密度は9,153人/km^2、神奈川のそれは4,050人/km^2なので2.26倍密なわけだし、仕方ないのかもしれない。個人的には、この数字以上に東京よりも神奈川(特定の地域に限るかもしれないが)の方が開放的で住みやすい。

人の意思や欲求は環境に左右されると思う。同じ時間働いてもデスクワーカーと工事現場のワーカーでは水に対する欲求は異なるように、車に対する欲求も住む場所によって変わってしまうのだ。

車があればまとめて買い物ができる、気になっていたレストランにすぐ行ける、海岸沿いまでドライブしてアウトドアコーヒーを楽しめる…豊かなカーライフを妄想し始めたきっかけは間違いなく居住環境とコロナだ。特別定額給付金30万円(いずれ税金に乗ってくるのだろう…)も、どうせなら経済を回してやろうじゃないかという思いに火をつけ気が付いたらGW初日にカーディーラーに来ていた。

早速気になっていた車種に試乗した。ステアリングの操作に忠実で小回りがきくし、加速が気持ちよい。見た目もカッコいい!!!15分ほどの試乗を終えローン見積り額に少し身構えたものの値引き交渉の余地はまだまだあった。帰宅後は家計へのインパクトを分析し、YouTubeの試乗レビューやネットの記事を読み漁った。評価は人によりけりだが最後に決めるのは自分だ。別のディーラーで他種を試乗したり中古車も検討したが、直感を信じて最初に乗った車に決めた。義父のアドバイスや妻の意見も決め手となった。駐車場代や自動車保険と合わせて月々車にかかる費用は約5万円。固定費が増えるものの今の生活水準であればやっていける。

GW最終日に再度ディーラーを訪れ15万円程値引きしてもらい晴れてローン契約を締結した。一括現金で買うほど体力が無い自分を少し嘆いた。ともあれギリギリ5月中には納車されそうだ。こんな時期に車を買う人はおそらく少数派で私を担当した営業マンはラッキーだったかもしれない。彼のために買ったわけではないが良い付き合いを続けていき、高品質なサービスを期待したい。と偉そうに言っているがまずはバックや縦列駐車をミスなくできるようになろう。

今回はこのへんで。