家計簿をエクセルからマネーフォワードに切り替えて正解だった

家計簿はエクセルで1円単位で約3年間管理していた。前の会社に入社した2017年1月から退職する2020年3月迄の期間だ。

奇妙なことに前職の在職期間と重なるのだが、今思えばこれには理由がある。

2017年当時は年収ダウンを見越して転職した。短期的な経済合理性からはあり得ない選択だが、長期的に必要な業務経験の積むためには致し方ない決断だった。このへんの経緯は別途整理していく。

年収が減るので支出にはシビアになっていた。2017年9月には結婚式が控えており、それまでにいくら貯金できるか真剣に考えていたのだ。これが1円単位の管理を始めるきっかけだ。

エクセルは特に工夫を凝らした作りになっておらず、一般的な費目に毎日の支出を紐付けたものをグラフ化しただけ。自分のお金の傾向を把握するには役立った。

  • 1月は年会費を払う機会が多いので出費が大きい。
  • 毎月の平均支出は25万円くらい。
  • 年間の貯金額は100-150万円くらい。
  • 年収は50万円/年くらいのペースで増えている。

たった3年分のデータなので示唆に富んでいる訳ではない。常識的な傾向が分かるだけ。そう、家計簿なんてそんなもんだ。毎日入力してレシートを溜めずに消化する達成感に浸っていた。

2020年3月は残務処理、引継ぎ、退職手続き、引越しと、超忙しくて家計簿なんぞ入力する暇は無かった。しかし、嵐のような最終出社日から4月半ばまで余暇ができた。コロナで迂闊に外出できないため、時間を持て余していた私は何か新しい取り組みに飢えていた。

たまたま前職のおじさんがマネーフォワードが便利だと言っていたので、ダウンロードして使ってみた。エクセルよりもお金の流れが把握しやすく、シンプルなアプリなので使い勝手が良い。今まで家計簿に割いてきた時間が勿体無いと感じるほどだ。

  • 銀行口座のみならず証券口座、年金口座、現金、マイル、ポイントも管理できる
  • レシートを撮影するだけで支出に反映される(高精度)
  • キャッシュレス決済が支出に反映される

上記は一例に過ぎないが自分で入力する作業の90%は削減できたし、キャッシュレスに完全移行するきっかけになりそうだ。登録できる口座数に限りはあるが資産全体を把握することも可能だ。何でもっと早く使わなかったんだろう。

ちなみにマネーフォワードで浮いた時間はNetflixに消えている。すぐ生産的になれる訳ではないのだが、少なくともブログを再開できた訳だし、ちょっとした進歩だ。

今回はこのへんで。